NVIDIAのJen-Hsun Huang(ジェン・スン・ファン)CEOによると、NVIDIAは、暗号マイナーによるGPUの不足を補うため生産を増やさなければならないという。
NVIDIA社のGPUは並行処理能力が高く、ゲーマーからも暗号通貨マイナーからも高い評価を受けています。
「昨今の暗号通貨マイニング急増により、ゲーマーが製品を購入することが難しくなった」とJen-Hsun Huang氏はTechCrunchとのインタビューで話しています。
「私たちのハイエンド製品の多くは完売しているので、グラフィックカードをゲームのために維持するのは本当の挑戦です。遥かに多く作らなければならないので。
私たちは市場の需要に近づかなければならい。今、私たちはそれに近いところにいるわけではありませんので、走り続けなければなりません。」
一方で、GPUマイニングによって市場のGPUは不足していますが、暗号通貨マイナーの割合はまだNVIDIAの総事業のわずかな部分しか占めていないとHuang氏はインタビューで述べています。
大手メーカーによる生産増の発言は、ゲーマーにとってもマイナーにとっても嬉しいですね。
現在、GPUの価格は品薄により軒並み高騰しています。
仮想通貨のGPUマイニングを考える場合、メインパーツとなるGPUの価格が高いと初期投資回収までの期間が長くなります。仮想通貨はまだまだ先行きが読めないので、回収期間が長ければそれだけリスクが大きくなります。
大手メーカーによる生産拡大がかかり、GPUの価格が落ち着いてくれば初期投資をしてでも十分GPUマイニングで利益を出せるようになる可能性がありますね。
過去記事で紹介したMonero(モネロ)のGPUマイニングはAMD社のGPUで試算しましたが、よかったら見てください。