このページの流れに沿えば誰でも簡単にビットコインを取引所で買うことができます。早速見ていきましょう。
この記事の目次
実際にビットコインを買ってみましょう
ビットコインはいくらから買えるの?
現在の1ビットコインの価格を見てみると、1BTC=1,010,634円(2018/5/3)です。
※ビットコイン一枚の単位はBTCと記されます。
これからビットコインを買ってみよう考えている人からすると、100万円ないとビットコインは買えないの!?と思ってしまうかもしれません。
そんなことはありません、ビットコインは小数点以下8桁まで分割することができます。
つまり、0.00000001BTCが最小となります。
0.00000001BTCのことを1satodshiと呼びます。
仮に1BTCが100万円だとすると、1satosh=0.001円になります。
では0.001円から取引出来るのかというとそういう訳でもないんです。
ビットコインのシステムでは546satoshi(0.00000546BTC)以下をdust(ゴミ)と言って、送金ができないようになっています。
さらに、各取引所では取引できる最低単位を設けていることが多いので、実際は0.0001BTC~0.01BTCが最低取引単位になります。
1BTCが100万円のときであれば、100円~1000円となります。
ということで、ビットコインはいくらから買えるかというと数百円から買うことができます。
ただ、数百円分買って値上がりしたとしても利益はほとんどないので、しっかりと利益を出すのであれば数万円程度はあったほうがいいです。
今回は初めての方向けに解説するので、まずは1万円分のビットコインを買ってみましょう。
各取引所最低取引単位一覧
bitFlyer(取引所) | BTC現物:0.001BTC |
Zaif(取引所) | BTC現物:0.0001BTC |
bitbank | BTC現物:0.0001BTC |
QUOINEX | BTC現物:0.01 BTC |
GMOコイン | BTC現物:0.0001BTC |
DMM Bitcoin | BTC現物:0.001BTC |
続いて、ビットコインを買うまでの大まかな流れと、用意しておくものを確認しておきましょう。
ビットコインを買うまでの流れ
- 仮想通貨取引所に登録する 所要時間2分
- 取引所で本人確認を済ませる(本人確認資料の提出) 所要時間10分
- 取引所から郵送されてくる書留郵便の受け取り(国内の取引所では必ずあります) 7日~10日程度かかります。
- 取引所にログインして本人確認コードを入力する(取引所によってはないところもあります) 所要時間1分
- 日本円をご自身の銀行口座から取引所の銀行口座に入金する
- 取引画面からビットコインの買い注文を入れる
以上が、ビットコインを買う大まかな流れになります。
国内の取引所では本人確認をしないと取引ができません。
本人確認資料提出後、本人確認の書留郵便が届くまでに日数がかかるので、同時に複数の取引所に登録することをおすすめします。
ビットコインを買う前に用意しておくもの
メールアドレス | ビットコインはスマートフォンでも簡単に購入できますが、@docomo、@softbank、@auなどの携帯用メールアドレスアドレスは取引所からのメールを受信できないことがあるのでおすすめしません。 Gmailやyahooメールなどパソコンでも受信できるメールアドレスがおすすめです。 |
---|---|
本人確認資料 | 【どこの取引所でも通るもの】 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード写真付き 【取引所によっては不可もしくは他の資料と合わせればOKなもの】 住民票、住民基本台帳カード、各種健康保険証、各種年金手帳、各種福祉手帳、印鑑証明書 主要な国内取引所の本人確認資料ページのリンクを貼っておきますのでご確認ください。 ・bitFlyer ・Zaif ・bitbank ・QUOINEX |
銀行口座情報 | 支店名、口座番号が分かるものを用意しておきましょう。 |
あると便利なもの |
住信SBIネット銀行の口座。 取引所から本人確認郵便が届くまで数日ありますので、まだSBIネット銀行の口座をお持ちでないかたはその間にこちらの銀行口座も開設しておきましょう。 |
仮想通貨取引所に登録をする
現在、国内には10以上仮想通貨取引所がありますが、セキュリティ、手数料、使い勝手などを考慮すると初心者の方におすすめできるのはbitFlyer、Zaif、bitbank、QUOINEXの4取引所です。この主要4取引所の登録をしておけばまず困ることはありません。
それでは仮想通貨取引所に登録してアカウントを開設していきましょう。
このページではビットコイン(BTC)を購入することを目的としています。主要4取引所の中で一番ビットコインを購入しやすいのはbitFlyerなので、まずはbitFlyerから登録を進めていきましょう。
本人確認の書留郵便が郵送されてくるまでに7日~10日ほどかかるので、bitFlyerでの登録・本人確認資料提出が終わりましたら他の3取引所も同様に登録を済ませておきましょう。
こちらのページでbitFlyerの登録方法を解説していますのでこちらのページを見ながら登録を進めてください。
↓こちらからすぐに登録することもできます。
その他3取引所での登録方法はこちらをご覧ください。
主要4取引所の登録が完了しましたら、各取引所から本人確認の郵便が届くまでしばらく待ちましょう。
本人確認コード・郵便の受け取り
取引所から本人確認の書留郵便が届きましたら、取引所にログインして取引コードの入力をしてください。
本人確認コード・郵便受け取り後の手順をページへのリンク貼っておきますのでこちらで手順を確認してください。
- bitFlyerは書留郵便受のけ取りだけで大丈夫です。
- Zaifでの確認コード入力方法
- bitbankは書留郵便受のけ取りだけで大丈夫です。
- QUOINEXは書留郵便の受け取りだけで大丈夫です。
日本円を取引所に送金する
取引所での登録から数日経っているかと思いますが、ここまでくればあなたがビットコインを手に入れるのはもうすぐです。
早速取引所に日本円を入金していきましょう。
bitFlyerでの入金方法はこちらのページをご覧ください。
bitFlyer入金方法へのリンク
ビットコインを購入する
日本円が取引所に反映されたら、ビットコインを購入しましょう。
ビットコインを買うには2つの方法があります。
取引形態 | 売値と買値の差 | お得度 | 該当取引所 | |
---|---|---|---|---|
取引所で購入 | 運営元が提供する市場で、売りたい人と買いたい人が取引します。 イメージで言うと、「取引所」は市場。売りたい人(客)と買いたい人(客)が沢山いて、客同士で売り買いする。 |
狭い | ◯ | Zaif、bitFlyer、bitbank、QUOINEX |
販売所で購入 | サービスの運営元と仮想通貨を売り買いします。 イメージで言うと、「販売所」はお店。お店(運営元)とお客さんが物を売ったり買ったりする。 |
広い | △ | Zaif、bitFlyer、GMOコイン、DMM Bitcoin |
簡単に言うと、取引所のほうが安くビットコインを買えるので、ここでは取引所を利用したビットコインの買い方を紹介します。
取引所と販売所の違いについてはこちらのページで詳しく解説していますので、興味がある方はご覧ください。
取引所でのビットコインの買い方
今回は最初なのでまずは一万円分のビットコインを買ってみましょう。
ここでは現在国内取引所で一番ビットコインを購入しやすいbitFlyerで取引方法を解説していきます。
bitFlyerにログインしたら、画面左側のメニューから「bitFlyer Lightning」をクリックします。
bitFlyer Lightningの画面が開いたら、画面左上の「BTC/JPY」が選択されていることを確認しましょう。
bitFlyer Lightningの取引画面です。
左のグラフを「チャート」と呼び、これまでの価格の推移が表示されています。
真ん中の青色枠内が「注文板」売りたい人・買いたい人の注文が一覧で表示されています。
紫色枠内で価格や、数量を入力して買い・売りの注文を出します。
①赤枠内に表示されているのが売りたい人達が出している売り注文です。
左側が売りたい枚数
右側が売りたい値段
この画面では、1,011,000円で0.03枚売りたいという人がこの時の一番安い売り注文になります。
②黄色枠内に表示されているのが買いたい人達が出している買い注文です。
左側が買いたい値段
右側が買いたい枚数
この画面では、1,010,756円で0.01枚買いたいという人がこの時の一番高い買い注文になります。
③注文方法
指値(さしね):買いたい・売りたい枚数と価格を指定して注文を出す方法です。
成行(なりゆき):買いたい・売りたい枚数だけ指定して注文を出す方法です。
特殊:いくつかの条件を設定して買い・売りの注文を出す方法です。
今回は基本的な注文方法の「指値」を使います。
成行は注文を出せばすぐに買う・売ることができますが、反面、先に大量の買いor売りの成行注文が入ると想定外の高値で買い注文が成立してしまったり、安値で売り注文が成立してしまうこともあります。
価格が暴落して損切りの為にすぐにでも売りたいと言う時以外は指値を使いましょう。
④購入数量(枚数)と購入価格を入力して注文を出します。
指値では、買いたい数量(枚数)と買いたい価格を入力して「買い」のボタンを押すと注文が出されます。
購入価格は、手入力もできますし、注文板に並んでいる価格をクリックして入力することもできます。
数量と価格を入力すると、予想価格というところに日本円でいくら分なのか自動計算されて表示されます。
注文が正しく入ったかどうかは、画面左下の注文を見ると分かります。
価格が暴騰・暴落しているときは注文が殺到して注文が上手く入らないことや、注文が表示されるまでに時間がかかることがあります。必ず注文が入っているか確認しましょう。
注文をキャンセルする場合は、注文欄で「Cancel」をクリックすればキャンセルされます。
基本的な買い注文の出し方
板取引では、売りたい人と買いたい人の条件がマッチすると注文が成立します。
注文が成立することを約定(やくじょう)と言います。
画像の状態だと、①1,011,000円で0.03枚売ってくれる人がいますが、買いたい人の注文の中で一番高い値を提示している人は②1,010,756円です。
売値と買値がマッチしていないのでこの取引は成立しておらず、注文版に残っています。
この取引が成立するには売りたい人が価格を下げるか、買いたい人が買値を上げるかのどちらかになります。
あなたがビットコインをすぐに買いたければ、この画像のように価格を1,011,000円に設定して注文を出せば取引が成立します。
この画像では②であなたの注文が載ると書いていますが、実際には瞬時に約定するので見た目上は表示されません。ただ、仕組みはそうなっていますので理解しておいてください。
これが買いたい人が買値を上げたパターンです。
約定すると、画面左下の注文から、その隣の取引履歴に表示が移ります。
逆に売りたい人が売値を下げるのを待ちたければ、価格を1,010,756円にして注文を出します。
すると、あなたの注文が1010756の注文に追加されます。
後は、1,010,756円で売るよという人が現れれば、注文が約定します。
注文が約定しないまま価格がどんどん上がっていってしまった場合は、画面左下の注文欄から注文をキャンセルして再度価格を調整して注文を出しましょう。
取引所によってはtakerとmakerで取引手数料が異なるところがあるので、この2つは覚えておきましょう。
一般的にtakerよりmakerの方が手数料が優遇されます。理由としては、板にない価格を作ってくれる方が取引が活発になるので、取引所はmakerを優遇するわけです。
今回のbitFlyerではtaker・makerに関係なく取引する量に応じて手数料が決まります。bitFlyerの取引手数料はこちらをご覧ください。
続いて、makerでの注文を見てみましょう。
1,010,757円で買い注文を入れたとします。
すると、注文板にあなたの注文が表示されます。
この場合、あなたの1,010,757円より高い買値の注文が入らなければ、あなたが一番高い買値を提示していることになります。
価格が下がり1,010,757円で売るという人が現れれば約定します。
価格が少し下がると予想して1,010,753円で買い注文を入れたとします。
すると、注文板にあなたの注文が表示されます。
この場合、前にある1,010,756円の注文が約定して、その後あなたの1,010,753円より高い買値の注文が入らなければ、あなたが一番高い買値を提示していることになります。価格が下がり1,010,753円で売るという人が現れれば約定します。
タイミングにもよりますが実際にはかなり速いペースで値が動きます。慣れるまでは様子を見ながらやってみてください。
これであなたも取引所でビットコインを買うことができましたね。
取引所でのビットコインの売り方
基本的には買い注文の出し方と同じです。それでは早速見ていきましょう。
この場合、あなたがすぐにビットコインを売りたければ、一番高い買値1,010,756円で価格を設定して売り注文を出せばすぐに約定します。
売り注文のときも板から価格を取ればtakerになります。
価格が上がると予想して少し高値の1,011,089円を設定して売り注文を出したとすると、売り注文一覧にあなたの注文が表示されます。
価格が上昇して1,011,089円まで上がってくれば約定します。
こちらは買い注文の時同様makerになります。
以上が取引所での基本的な売り注文の出し方です。
これであなたもビットコインを買って売るという取引ができるようになりましたね。
ここで取引所の使い方を覚えてしまえば、多少画面が異なりますが基本的にはどこの取引所も同じ要領です。
購入価格よりも上がったところで売却すれば差額を利益として得ることもできますし、他の取引所に送金すればbitFlyerで扱われてない仮想通貨を購入することができます。
例えば、世界最大の取引量がある海外の取引所Binance(バイナンス)では300種類以上の仮想通貨が扱われています。
国内の取引所で扱われていない仮想通貨が沢山ありますので、投資のチャンスが広がります。
海外の取引所は本人確認郵便が無いので、基本的にメールアドレスと本人確認資料を提出すればすぐに取引ができます。
このタイミングで海外の取引所に登録しておくのもいいと思います。
各取引所の登録方法は当サイトで解説していますので、ご覧ください。