どこを見てもビットコイン市場にネガティブな情報つづきなので、海外記事からビットコインの前向きな話をピックアップしてみました。
ビットコインは2018年に一度暴落して暴騰する?
ウォールストリートのファンドであるFundstratのトム・リー氏によると、「デジタル市場の相場はまだまだ上昇傾向である」とのこと。もともとのこのファンドはビットコインに対して強気なスタンスをとっているらしいのですが、昨年末の最高値から70%の暴落をした今もなお、トム・リー氏のスタンスは変わっていないようです。
引用元の記事ではこの表が使われているのですが、2010年から2018年以降までのビットコイン価格の推移グラフになっています。見ればわかりますが、BULL(暴騰)とBEAR(暴落)を繰り返しながら全体としては上がり続けているのがわかります。
トム・リー氏は今年に入ってからの70%のビットコイン暴落と2012年後半にも起こった70%の暴落を比較しています。画像内で黄色く〇がついているところですね。どちらも70% declineと書いてあります。
そして、2012年後半は結局その後リバウンドして暴騰したことに注目しているようで、今回の暴落についても同じように再度上昇傾向にはいり、2020年には$91,000(約1,000万円)に達するという見方をしています。
ただし、Buisness Insiderの記事の中で、今後上がるにしても2018年の中頃までに一度、少なくとも$6,000(約63万円)くらいまで下落すると言っています。
少なくともって・・。これからビットコインが60万円を切る可能性さえあるとというのは仮想通貨投資家たちにとってはかなり衝撃的な事件ですよね。
ビットコイン利用者が増えれば価格がガンガン上がる法則
上の表の解説だとちょっと根拠として心もとないですが、トム・リー氏は加えてもうひとつ面白いことを言っていてます。
「ビットコインの価格はメトカーフの法則で説明できる」というのです。
はて、メトカーフの法則とはなんでしょう?
ウィキペディアによると、メトカーフの法則とはネットワーク通信に関する法則で「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗に比例する」というものです。
この法則はネットワークの通信の話だけではなく他のものに当てはまります。例えばファックス。当初のファックスは使いたくても使える人の数が少ないので価値を持たなかったが、使う人が増えていくについれその価値もどんどん上がっていったということ。FacebookやGoogleの成長も同じ法則にあてはまるということで、ユーザーの増加につれてそのサービス価値を伸ばしてきたと言えるそうです。
うん。これはわかりやすいですね。そりゃビットコインだって通貨として使う人が増えれば買われますから値段もあがるでしょう。問題はこれからビットコインを使う人が投資家や開発者の予想通り増えていくのかどうかというところですよね。
その点に関してトム・リー氏は、機関投資家の関心がビットコインの普及をされに後押しすると見ているようです。確かに最近JPモルガンやゴールドマンサックスなどの大手ファンドがビットコイントレードを始めていますよね。これから中小のファンドも含めてビットコインに参入が加速したら、もっと価格は上昇していくのかもしれません。
3月はビットコイン相場が最も下落する時期
同じくFundstratのテクニカルストラテジストであるロバート・スルイマー氏は、過去7年間に遡ってみても3月がビットコイン相場が最悪の時期になっていることを指摘しています。
表を見るとわかりますね。赤く囲われた3月のところは2012年と2013年を除いて全部真っ赤になっています。相場は過去の推移を見るのも大事といいますけど、果たして3月を抜けたら相場が回復するのか。そこがとっても気になるところです。
まとめ
今回はビットコインの今後の価格に対してかなり前向きな内容だったかなと思います。こういう強気な見方もある一方で、ひたすら暴落すると言っている記事もちらほらと見かけますからね。
ただ少なくとも3月は引き続き荒れ相場にはなりそうです。これからビットコインを買う人、いま買い時を見極めている人は4月まで少し待って様子を見てもいいかもしれませんね。でもわかりません。もしかしたらピンチはチャンスかもしれませんし・・・。(笑)
参考記事:
Wall Street Fund Predicts a $91,000 Bitcoin Price in 2020 ⋆ Tech Talk