ウォール街の投資家トム・リー氏がアルトコイン低迷相場はもう終わると予測。

1週間ほど前の話になりますが、米ウォールストリート投資ファンドのFundstratのトム・リー氏がアルトコイン相場の低迷はもうすぐ終わるという見方をしていたようです。

以前の記事で紹介しましたが、トム・リー氏はビットコインが2020年に1000万になると予測している人で、仮想通貨市場に対しては常に強気な見方をしている人です。

「弱気相場はもうすぐ終わろうとしている。」

Fundstratの見方では、仮想通貨の低迷市場は今で64日間続いているそうで、この間に主要アルトコイン相場は75%下落しているそうです。

しかし、下落相場が始まるまでに62日間の上昇相場があったということでアルトコイン価格もこの時期に(12月)にピークを迎えています。

この上昇と下落のサイクルに基づいて分析すると、この下落相場はもうじき終わりになると見ているようです。

 

各国の規制+αが下落相場に拍車をかけた?

さらに、仮想通貨規制が世界同時的に一斉に発表されたことにより莫大な売りが入り、今回の下落相場に拍車をかけることになったと加えています。

僕の見解ですが、確かに最近は規制の発表が相次いだ上に、GoogleやFacebookの広告規制やバイナンスの金融庁警告騒ぎなどのネガティブニュースが立て続けにでていますよね。

売りにさらに売りが入ってビットコインの価格をどんどんと押し下げているように見えます。一方でポジティブニュースはほぼ無しなので、上げる要因がないのが痛いところです。

 

他にも低迷相場がそろそろ終わると見ている投資家がいる。

Fundstrat以外にも、仮想通貨は弱気相場をもうじき抜ける人がいるそうで、今年の2月にこちらも投資会社PanteraのCEOであるダン・モアヘッドがそのように見解を述べているようですね。彼に及んでは、来月4月来月以降に上昇相場に入るとさえ言っています。そして仮想通貨市場にポジティブ寄りのその他多く投資家も2018年の第一四半期の終わりから回復相場になると見解を出しているそうです。

 

一方、弱気相場はまだ続くというネガティブ派もいる。

とはいえ、ネガティブ派がいることも忘れてはいけないですね。Fundstrutのような見解を出しているファンドがいる一方で、ビットコインが40万以下なるとか、もはや価値がなくなるなどと唱えているネガティブ派の投資家もいるので、一概にどちらを信じるべきかは難しいところ。

 

本当に相場が回復するのは2018年秋頃?

Fundstrutいわく、上昇相場の前には底固めの時期が来るもの。とのこと。

現状の価格推移サイクルをベースにすると、弱気相場はいまから150日から175日、つまり8月半ば〜9月半ばの秋頃まで続くと予測しているそうです。

これらの分析を踏まえて、Fundstrutは自らの顧客に対してはビットコインと時価総額の多いアルトコインを投資対象にするべきとアドバイスしているそうです。

 

まとめ

来月だの秋頃だのと、投資家によって時期感がはっきりとしない予測になってますが、いずれにせよ弱気相場(Bear)と強気相場(Bull)は常に大きなサイクルで回っていて、現状はあくまで底固めの時期と見ているという点では概ね共通しているのではないでしょうかね。

弱気相場の中でも上げ下げする相場がある限り、稼げるチャンスはいくらでもあるのではないかと個人的には思っています。上げようが下げようが利益を取り続けられる、そんな投資家をみんなで目指しましょう。

 

参考記事:

Tom Lee: “The Altcoin Bear Rally is Almost at an End,” but still Stick to Bitcoin ⋆ Tech Talk

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