バイナンスコイン(BNB)は世界第2の取引高をもつ仮想通貨取引所Binanceが発行する独自通貨(トークン)です。
バイナンスを利用しているとよく見かけるけど何なのかよく分からない。
とか、
BNBで取引手数料を払うと手数料が安くなるのは知ってるけどそれ以外はよく分からない。って声を僕の周りではよく聞きます。
そんなバイナンスコインの特徴や、使い道、将来性などを紹介します。
まず始めにバイナンスコイン(BNB)の簡単なポイントを書いておくと、
この記事の目次
ポイント
・Binanceが発行しているイーサリアムベースのトークン(ERC20)
・取引手数料をBNBで支払うと手数料が0.05%と激安になる
・定期的にバイナンスが買戻していて、BNBの流通量が減ることで希少価値が上がる
・BNBでICOトークンを購入することができる
こんな感じです。
これだけじゃよく分かんないですよね
それでは続きをご覧ください。
バイナンスコイン(BNB)とは?
バイナンスコイン(BNB)は、バイナンスが発行するイーサリアムベースのトークン(ERC20)です。
元々はバイナンス開設のためのICO(資金調達)で発行され、現在はバイナンス内での基軸通貨的位置づけになっています。
取引所が発行しているトークンという意味では、Zaifを運営するテックビューロ社発行のZaifトークンと似たようなイメージですね。
ZaifトークンはCounterpartyプロトコルなのでERC20とは異なります。
バイナンスコインの基本情報
・正式名称:Binance coin
・シンボル(通貨コード):BNB
・発行上限数:2億BNB(全て発行済)
・規格:ERC20
・発行元:Binance
・発行開始日:2017年7月
・公式サイト:Binance公式サイト
・ホワイトペーパー:公式サイトホワイトペーパー
バイナンスコイン(BNB)の特徴
BNBの大きな特徴は皆さんご存知のように、
取引手数料をBNBで支払うと手数料が0.1%から0.05%になる
というところですよね。
そもそも手数料0.1%というのは仮想通貨取引所の中でも安い方なんですが、
それがさらに半額になるというのは激安ですよね。
ただ、この破格な割引率というのは残念ながら一生っていうわけではないんですよね。
実はBNB払いの利用期間に応じて年々減少していくように設定されているんです。
手数料割引率減少のスケジュール
・最初の1年間:50%割引(手数料率0.05%)
・2年目:25%割引(手数料率0.075%)
・3年目:12.5%(手数料率0.087%)
・4年目:6.75%(手数料率0.093%)
・5年目:no discount(手数料率0.1%)
このように毎年半減していって、5年後には割引がなくなっちゃうんですよね。
とはいっても4年間はかなり安い手数料で済みますし、5年後までには色々変更が出ててもおかしくはないですよね。
バイナンスコイン(BNB)の使い道
手数料が割引になる以外にもBNBには使い道があります。
新規上場通貨銘柄を選ぶ投票
バイナンスでは新たに取り扱う(新規上場)する通貨をユーザーの投票で決めるという
「Community Coin of the Month」という投票イベントを行っています。
このイベントで、新規に取り扱って欲しい通貨にBNBを使用して投票することができます。
毎回多くのユーザーが投票に参加しているので、ここでもBNBが沢山使われるわけですね。
バイナンスで実施されるICOのトークン購入
バイナンスでは「LaunchPad」というバイナンスで実施されるICOがあります。
ここで販売されるICOトークンを購入する際にBNBで支払うことができます。
BNB建てでの仮想通貨購入
バイナンスではビットコインや、イーサリアムだけでなく、BNB建てで他の仮想通貨を購入することができます。
ビットコインやイーサリアム建てに比べると少し数は少ないですが、今後どんどん増えていくかと思います。
BNB建てで購入できる通貨はこちらから見れます。
バイナンスコイン(BNB)の将来性
現在は取引所内の基軸通貨的な位置づけのBNBですが、将来的にはどうなっていく可能性があるのか調べてみました。
バイナンスによる買戻しで、BNB自体の価値が上がる
バイナンスさん、四半期ごとに利益の20%分をBNBの買戻しに充てるよって言うてるんですよね。
この買戻しは発行上限2億BNBの半分、1億BNBに達するまでやるよと。
そして買戻されたBNBは市場に流通されなくなるので、実質流通量は1億BNBまで減少するということなんですね。
流通量の減少と合わせてしっかりとした需要を生み出せれば価格は間違いなく上がりますよね。
そしてその需要のですが、次の分散型取引所でのBNB使用というのが大きいんじゃないかと思います。
分散型取引所(DEX)構築構想
バイナンスの公式ホワイトペーパーには、「将来的に分散型取引所を構築し、そしてBNBをその中の主軸通貨として用いることを目指している。」
と書かれています。
分散型取引所は、管理者がいなくても仮想通貨の取引や管理ができる取引所の仕組みで、ハッキングされる可能性や、運営会社倒産による閉鎖が低いというメリットがあります。
すでに分散型取引所は存在していますが、まだ出来高が少ない(取引が活発でない)のが現状です。
とはいえ、今後は分散型取引所が主流になっていくのではないかという見方もあるので、BNBが主軸通貨となる分散型取引所ができた際にはBNBの価値も大きく上がっていると予想できそうですね。
バイナンスコイン(BNB)まとめ
・Binanceが発行しているイーサリアムベースのトークン(ERC20)
・取引手数料をBNBで支払うと手数料が0.05%と激安になる
・BNBで新規上場銘柄を選ぶ投票に参加できる
・BNBで実施されるICOのトークンを購入することができる
・バイナンス自体が四半期ごとにBNBを買い戻している
・発行上限枚数の半分、1億枚まで買い戻される予定
・買戻されたBNBは流通しなくなるのでBNBの希少価値が上がる
・将来的にBainanceが構築を目指している分散型取引所の主軸通貨になるかも
そんなバイナンスコインが買える仮想通貨取引所Binanceの口座開設方法は過去記事で紹介しています。よかったら見てください。↓